母語じゃないからこそストレートに言ってくれるアメリカ人

私が英語を始めた時は、自分自身の精神状態が最悪な時でした。

主に原因は仕事だったのですが、最低な上司、いかれた同僚、常識のない後輩。
そんな中に最悪な自分自身も居て常にイライラしていました。

事務の方にはデザイナーさんはやりがいがあって羨ましいと言われ、それはどういう意味?と内心イライラ。

仕事自体はやりがいのあるものでしたが、それだけでは体が持たないスレスレの状態で、ストレスがだらだらとに少しずつ溢れてきて嫌味を小出しにしているものの、確実に大爆発する事が分かっていた状態でした。

たまに嫌なら辞めればいい。そんな酷い所居ない方がいい。とか言われますが、私は嫌だから辞めたら新しい職場が、人格が、最悪なところだったのでそんなに簡単ではないのです。

結局は違う場所を転々としても何も変わらない。

その時はただひたすらにそこから逃れたいという思いで英語を学ぼうとしていました。


オンライン英会話を利用していたので様々な国の人達と会話をしました。

若い人は明るく元気、熟練者は教え慣れている。

皆それぞれ考え方の違いに元気を貰えました。



アドバイスをもらった話。
何度か話しているうちにどうして英語を学びたいの?何故始めたの?という話になります。

これはモチベーションの維持の為にはすごく重要な事だよ。と言われました。

私は自分はこんな仕事をしていて、海外でも活かしたいんだよねー。なんて軽く話していました。

しかし彼はなんだかすごく突っ込んで聞いてきたので、正直に会社がクソだから、今の日本に居たって何も変わらないから海外に現実逃避したいと打ち明けました😉  笑

すると、まず初めにそこに気付いた事はとても凄い事だよ。自分を褒めるべきだと言ってくれました。

彼も実はアメリカから単身タイへ移住して国籍も変えた人ですごく気持ちが分かるんだと言っていたので他人とは思えなかったのでしょう。

アメリカの国籍を手放すなんて勿体ないと沢山の人に言われた。

何故わざわざそんなところへ行くんだ?ニューヨークの方が物も手に入り、仕事も多い。
地位の低い所へ何故?と。

きっとそういうところが嫌だったんでしょうね。国籍やなんかは我々日本人よりも闇が深いのだと思います。



彼らのいう通りここ(タイ)は住みづらい場所だ。だが自分は満足している。

あのままNYに居てもこんな気持ちにはなれなかった。

だから貴方が今考えている事を迷い始める事が必ず来ると思う。

不安になって本当に正しい事なのかと怖くなる時が来る。

けれど、不安でも飛び込んで欲しい。

絶対世界は広がる。

それは自分が保証する。と。


海外の人達と話していて感じた事
新しくチャレンジしたいと言う人に対し皆、凄く肯定的です。

例えそれが現実逃避であってもです。

今が良くないと気付いている、その上で変わろうとする。それは凄いことで誰でも出来る事ではない。

だから自信持っていい。

確かに日本では貴方のためを思って。と否定される事が多い。

しかしそれでは変わらない。

今が良くないと思いながらそれを続けなければならない。

 

こういった話って中々日本だと気恥ずかしくてできない気がします。

母語じゃないからこそ相手に自分の思いが伝わるようにストレートにはっきりと言ってくれます。

 

ちょっとかっこつけた聞こえがいい言葉より、面白おかしく言うようなことより何より伝わるのがこういった言葉です。


あの精神状態で彼らと話すことが出来て良かったと思いました。